こんなにハマるとは思っていませんでした
取引回数400回以上、売上100万以上
メルカリが世の中に登場した数年前、まさかこんなに日常的に使うアプリになっているとは夢にも思っていませんでした。いまではアプリのアイコンもスマホの1ページ目に置いてあり毎日のように立ち上げています。
取引総数は400回以上、売上額は100万円を超えました(パソコンなど単価が高めのものも含まれているためこの額です)。400回の取引のうち、3/4が販売、1/4が購入といった感じです。
この数年間でかなりたくさんのものを売って断捨離にもなりました。
何と言ってもハマる売買体験
なぜここまでメルカリにハマる人が増えているのか、それはアプリで簡単にできる売買体験にあると思っています。
お目当ての商品が格安で売られていて、数タップで簡単に購入でき、数日後には家に届いている。
また、売るときもスマホで写真をサッと撮って出品でき、しかも売りに出してから数時間以内でサクッと売れ、発送して数日後には売上金が入ってくるという便利さです。
売れるとお金として返ってくるという満足感もあります。
そしてどちらかのおもしろさを知ると自分も売ってみよう、買ってみようとなり、どんどんメルカリにハマっていくのです。
シンプルなアプリ設計
そしてそれを実現しているのがシンプルなアプリの設計です。
アプリなのでいつでもどこでも確認することができ、ポチポチとボタンを押しているだけで売買が完了します。
また、次にやることをタスクリストとして明確にすることで、初めてでも簡単に使える様になっています。
お知らせや検索導線も極力ユーザーの選択肢を増やさないように、できるけシンプルにしようという意図が伝わってくる作りです。
それでは、ここから400回以上取引をして100万円以上の売上を上げた僕が学んだことを順を追って説明していきましょう。
取引全般で気をつけること
誠実な対応を
まず、当然のことですが、オンライン上とは言え他のユーザーと関わりを持つことになるので、売るにしても買うにしても誠実な対応を心がけましょう。
コメント、メッセージでの言葉遣い、販売する商品の正しい状態を記載する、丁寧な梱包、評価の際のコメントなどなど相手に評価されるポイントはたくさんあります。
とは言ってもほとんどの人は問題ありません。普段のように普通に接すればいいのです。
「良い」評価を積み重ねる
ユーザー間の取引において信用を担保するのはそのユーザーの評価です。
メルカリでは「良い」「普通」「悪い」の三種類の評価があり、お互いに評価が完了すると取引が完了となります。
このなかでも「良い」の評価がどれだけあるかが信用のポイントです。
僕の場合は商品を売買するときにはこの評価を確認してからその人と取引をするか決めています。
お金の心配はいらない
ユーザー同士の取引とは言え、お金に関してはメルカリ社が第三者として管理しています。
売ったときでも買ったときでもお金の支払い、受け取りが完了するのはお互いが評価をした後です。
もしやりとりに納得が行かない場合は、コメントでお互いに相談し、解決しない場合はメルカリの運営に問い合わせてみましょう。
最悪の場合、返品後、取引自体を無効にすることもできます。
メルカリで買うとき
出品者の評価を確かめる
まず確認するのが出品者の評価です。
上記の通り、メルカリ上ではこの評価でその人がどれだけ誠実に対応しているかを判断します。
僕の場合はまず一つでも「悪い」評価があった場合は注意するようにしています。過去に出品された商品、過去の評価のコメントを読み、このまま取引を続けていいかを判断します。
また、取引回数にかかわらず「悪い」が3つ以上ある場合は基本的に取引はしないようにしています。結果的に面倒なトラブルになる可能性があるからです。
「悪い」の数が少なかったとしても「普通」が複数ある場合にも注意が必要です。ユーザーはよっぽど不快な思いをした場合でないと「悪い」をなかなかつけないため、「普通」の場合でも不愉快な取引だったという場合は否めません。
値引きはそれなりに応じてくれる
同じものを買うのであればできるだけ安く買えていいに越したことはないですよね。メルカリでは商品のコメント欄での値引き交渉がよく行われています。
着払いを送料込みに変えてもらったり、10%の値引きをお願いしたりしてみましょう。出品者も売り切ってしまいたいと思っているので交渉に応じてくれることも珍しくありません。
「即決するの◯◯円までお値下げ可能でしょうか」という感じで、「即決」という言葉をいれるとうまくいくことがよくあります。
特に「いいね」がたくさん付いているにもかかわらず、まだ商品が売れていない商品は交渉の余地があるでしょう。
ただし、あくまで常識の範囲内で、相手に不快に思われない程度の交渉にしましょう。
アラートを効果的に使う
メルカリは自分の検索条件を登録しておき、対象の商品が出品されたら定期的にメールで連絡してくれる機能が付いていいます。
これを利用すれば、いつか出品されたら買いたいという商品を探すのに便利です。
通知の頻度も設定することができるので、人気の商品であれば頻度を高めに設定しておきます。
かなり詳細に条件を絞ることができるので、最大金額やサイズなども指定してみると自分のターゲット商品が効率的に見つけやすくなります。
クーポン、キャンペーンをうまく利用する
メルカリは定期的にユーザーの購買を促すクーポン発行やキャンペーンを定期的に行っています。
日曜日のみ使える「ハッピーサンデークーポン」、プレミアムフライデーで使える「プレミアムフライデークーポン」などがあり、販売価格から3%オフほどオフになりました。
また、さまざまなキャンペーンも行っています。複数カテゴリーの商品を買うと1000ポイントプレゼント、衣類出品でポイントプレゼントなど、結果的に割安になるキャンペーンを利用することで効率的に買い物をしてみましょう。
検索は複数回試してみる
メルカリの検索はカテゴリーやサイズなどとキーワードを組み合わせて検索できます。
しかし、メルカリにおける商品名はユーザーが決めているので表記が間違っていたりすることもあり、それが原因でお目当て商品が見つからないこともあります。
完全一致検索(一言一句合っていないと表示されない検索方法)ではないので、キーワードを複数入れてみたり、単語で区切って検索してみたりすると、お目当ての商品が検索に引っかかることもあります。
メルカリ独特のルールは適度に守る
メルカリにはメルカリ社が定めているわけではありませんが、常識となりつつあるローカルルールがあります。「専用」「コメント必須」などがそれに当たります。
これらはメルカリが定めているルールではないので本来従う必要はないのですが、無視して買ってしまった場合に出品者と揉める可能性もあるので不用意に手を出さないほうが無難です。
掘り出し物はまだまだある
メルカリのひとつの楽しみ方として、掘り出し物を探す、というのがあります。
絶版でamazonでは値段が高騰してる本、数十年前のレコード、ヴィンテージの服など、amazonやヤフオクでは売っていないようなものがたまに見つかります。
自分が欲しかったものを格安で購入できたときの満足感はすごいです笑
ただ、限定商品で転売専用に買われた商品など、必要以上に価格が高騰している商品もあるので、購入には慎重になりましょう。
メルカリで売るとき
基本は送料込み
メルカリは出品者が送料込みか着払いかを選ぶことができますが、最近は送料込みが基本となってきています。
そもそも着払いの場合、商品が届いたときに購入者が在宅している必要があり、日中仕事で出てしまっている人にとってはかなり面倒です。
また発送方法によっては商品の大きさや地域によって送料が高くなることもあり、購入者からすれば結局高くなってしまった、なんてことになりかねません。
そのため、ユーザーも着払いの商品はあまり買いたがりません。基本的には送料込み、元払いで出品しましょう。
家電など、どうしてもサイズの大きくなってしまう商品などは着払いでもいいでしょう。発送方法とサイズ、おおよその金額を商品の説明欄にしっかりと記載しておくと親切です。
相場を確認する
売ろうと思っている商品がメルカリでどのくらいの値段で購入されているのか、相場を確認してみましょう。
商品名、ブランド、商品の状態などで検索をしてみて、大体の商品の値段を決めます。
通常、中古の商品は定価の40%〜60%の価格がボリュームゾーンとなっています。
もちろん一度も使っていなければもっと高く売れるでしょうし、かなり使い古されているものであればもっと価格を下げないと売れないでしょう。
新刊書籍など、中古でもその本来の価値が落ちない商品は割りと高めで取引されています。
検索に引っかかるか確認する
出品が完了したら、その商品を検索してみて、検索結果に表示されるかどうか確認すべきです。
メルカリの検索のシステム上、スペースが入っていたりすると意図した検索結果に商品が表示されないことがあります。
購入希望者がいるかもれないのに、これでは機会損失になってしまいます。
もし表示されない場合には商品のタイトルをシンプルにしたり修正してみることをおすすめします。
ユーザーは値切をすることで承認欲求を得ている
上でも書いたとおり、メルカリではよく値切りを求められます。
もちろんこれには商品を少しでも安く手に入れたい、という欲求もあると思いますが、それに加え、交渉で相手が折れて値下げに応じてくれたという事実がユーザーに満足感を与えていると思います。
ほんの少しの値下げであれば応じてしまい、さっさと売ってしまったほうがいいこともあるかもしれません。
発送は慣れてしまえば簡単
アプリ上で売るところまでは簡単でも、やはり面倒なのは商品の発送です。
郵便局かヤマトかなど、最初は何で送ればいいのかわからないと悩むはずです。しかし何度か発送を行って要領を掴んでしまえば、あとは慣れです。
これくらいのサイズでこの重さなら、あの送り方かな~とすぐに分かるようになります。参考までにいくつか例を載せておきます。
- 文庫本:クリックポスト or スマートレター(郵便局)
- ハードカバーなど大きめの本:ゆうメール(郵便局)
- 服全般:定形外郵便(郵便局)
メルカリは売れなくなった?
メルカリがリリースされてからはや数年が経ち、ユーザーの数や層、リテラシーなども大きく変わってきました。
サクッと売れると言われているメルカリですが、正直リリース当初ほどすぐに売れるということはなくなりました。
当初はこれがこの値段で売れるのか!という驚きもありましたが、現在ではどちらかと言うと価値のある商品は適正価格に落ち着いていることもあります。
なんと今では一日に50万点もの商品が出品されているそうです。
リリース当初は偶然の出会いから興味半分で購入に至るというケースもありましたが、今となってはしっかりと目的をもって検索して購入する場合が多いと思います。
メルカリは世の中をどう変えたか
メルカリは言ってしまえば単なるフリマアプリですが、ユーザーの購買感覚を大きく変えたという意味では世の中に対して非常に大きなインパクトを与えていると思います。
売買の簡単さとそこでの成功体験が徐々に蓄積され、ユーザーの常識が少しずつ変わっていってるのを感じます。
商品の対象を広げた
個人間のやり取りで売買ができるサービスはこれまでにもヤフオクなど様々なサービスがありました。しかし、たった数百円の商品を売るためにヤフオクのような複雑なシステムを利用する人はいませんでした。
そこにメルカリが登場し、その面倒臭さを一気になくしてしまったのです。
写真を撮ってパソコンに取り込むといっためんどうなプロセスはなくなり、いつでもだれでもスマホで一瞬で売買ができるようになったのです。
その結果、オンライン売買ではある程度単価の高かったブランド物やガジェットが多く扱われていたのが、かなり着古した服や、そんなものまでうれるのかといった思いもよらないものまで商品の対象となるようになりました。
僕も3年ほど来てボロボロになったシャツが売れたときはびっくりしました。
中古でも許容する考えが浸透した
ここまでメルカリが一般的になってくると、だれでも一度はメルカリを覗いたことがあるようになってきます。
すると想像以上にいろんなものが出品されていて、しかもそれがちゃんと売れているという事実を目の当たりにするわけです。
その結果、いままで中古品を買ったことのなかった人たちも、メルカリで一度買ってみようと行動に出ます。そしてハマっていくんですね。
すぐにサイズが合わなくなってしまう子供服、サイズ違いで出品されたほぼ新品の服、買ったものの使う頻度がなかった靴、結婚式の引き出物でもらった食器など、まだまだ使えるものが格安で出品されているのです。
常に売ることを念頭にものを使うようになった
メルカリで売ればお金になる、という事実が知れ渡ったので、誰しもが常に売る際のことを考えるようになりました。
もちろんこれは当たり前のことなんですが、スマホを使ってここまで簡単にできるようになったからこそマス層もこのような考え方を持つようになったといえます。
例えば、iPhoneなどのガジェットを買ったときの箱です。この箱があるとないとでは、購入者からみた印象が全く異なります。
またその購入者もさらに売るときのことを考えるため、特にガジェットなどは新品と同じ付属品があるとさらに売れやすくなるのです。
何にでもニーズがあり、お金に変えることができるという認識
世の中には思いもよらない物にニーズがあるというのをメルカリの登場で思い知らさせました。
例えば、高級ブランドの紙袋です。ブランド店で商品を買ったときについてくる紙袋は、それを持っているだけで見栄を張れるので一定の人にとってはニーズがあるのです。ちょっと質のいい紙袋が300〜500円で売れててたりもします。
また、上でも触れたiPhoneの箱ですが、iPhoneを2000円高く売れるようにするために500円の空の箱だけを買いたいというニーズも存在します。
もはやニーズがないと思われてタンスに眠っている数年前のスマホも、エンジニアのテストのために使われたりしています。
メルカリ経済圏の誕生
メルカリは商品が売れると一度「売上金」というかたちでメルカリ上にお金が貯まっていき、そのお金を次のメルカリでの購入で使うことができるのです。
そのため、売ったお金を現金化せずまたメルカリ上で使い、また違うものを売ってはその売上金でメルカリ上で新しいものを買う、というサイクルが発生しています。
出品していると、たまに「明日中には売上金から支払えると思うのでお取り置きしていただけますか」というコメントをもらうことがあります。
特に若い人たちの間では、このようなメルカリ経済圏が誕生しているのです。
価格破壊が起きて二次流通事業者がヤバイ
ここまでユーザー間の売買が一般的になってくると、これまで二次流通をメインの事業としてやっていた会社は大きなダメージを受けると思います。
例えばブックオフです。ブックオフでは100円のものがメルカリでは800円で売れた、なんてことは当たり前のようにあります。
本のような、中古でも本来の価値が落ちにくく利用サイクルが短いものは、メルカリで中古を買い、すぐまたそれをメルカリで同じ価格で売ることで、送料含め実質数百円でその価値を享受することができるのです。
おわりに:まずはどんな売買が起きているのか見てみよう
いろいろと書いてきましたが、結局まだ使ったことのない人にとってはメルカリにハマる感覚というのはわかりません。
メルカリをうまく使っている人は、いとも簡単に小遣い稼ぎをしたり、お目当ての商品を安く手に入れたり、かなり得をしているのです。
まずはとにかくどんな売買が起きているのかみてみましょう。これがこんな安く買えるの?と最初は驚くはずです。
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